広島の大きな商店街を歩いていた時に経験した話になります。
今はあまりないかもしれませんが、
限りなく黒に近い商法だった気がするなって思い
その手法を紹介します。
詐欺?の手口:ギャラリーの客引き
商店街を歩いていると、ギャラリーの客引きの女性に声をかけられました。
絵に興味はありませんか?
ポストカードお配りしてます。
初めての経験だったので、とりあえず様子を見てみようと
中に入っていきました。
しばらく見て回っていると、
男の人が話しかけてきます。
何か気になったものはありましたか?
と声をかけられます。
あの、これが気になりました
!!!!!!!!
露骨に驚く店員。
そこからの話をまとめるとこうです。
- 私は絵をこのように飾って雑誌にこのように取り上げられたことが・・・。
- 作品はシルクスクリーンという技法を使って〇〇枚しか生産されていない。
- 作家が「私のことを知らないでこの作品を選んだ人にしか売ってはいけない」と言っていた。
- 業者さんからも人気があって、お断りしてるんです。
- 本当に業者さんじゃないですよね?
- 本当にこの絵知らなかったんですよね?
- 本当に驚きました!
- 分割で買うとひと月たったの〇〇円。
このような話をされました。
その時の僕は
- シルクスクリーンって貴重?
- 何か凄いの引いちゃった
- 価値わかんねぇぇぇぇぇぇ
そんな気持ちでいっぱいでした。
ちなみに絵画の価格は30万円〜40万円程度だったと思います。
シルクスクリーンとは?
ものすごく簡単に説明すると「プリントゴッコ」を絹の布でやっているもの。
絹の布使用だったので「シルクスクリーン」と呼ばれていました。
現在では耐久力の問題で絹よりも合成繊維の布を使用されている、とのことです。
特徴として
版画と違い、絵が反転しない
という特徴があります。
他にも、
オフセット印刷に比べ小規模
という特徴があります。
詐欺?の手口:ギャラリーの客引き、結末は
結論から言うと、買わずに済みました。
買うのを渋ってたところ
いくらなら絵を買いたいと思いますか?
と聞かれ
1万円までしか出したくないです。
と「正直に」お伝えしたところ
向こうがキレました。
こちらにもプライドがあるので!
ポストカード持って帰ってください!
といって帰された形になったのですが・・・
モヤモヤしますね。
そういった流れで帰されたので・・・
もし誤って入っていってしまった場合はこの方法を試してみてください(冗談ですよ)
詐欺?の手口:ギャラリーの客引きは・・・
この手法について検索してみました。
時代が変わると情報がちゃんと載っているものですね。
美術商の視点からは、複製可能なシルクスクリーン版画は油絵や水彩画などの一点物の絵画よりも希少価値が低いため、比較的安価で売買されることが多い。
ポストカード等で誘引されたギャラリーや展示会の会場などにおいて、美術品の相場価格を知らない人に対して絵画を市場価格と比べて高額な値段で販売しようとする、いわゆる絵画商法が悪徳商法の一つと言われている。若者に被害が集中し主に駅前(繁華街)の路上で通行人に「絵の展示会やってます」等と声をかけ店舗に誘い出し高額な絵を強引に購入させるもので2011年には「若者に高額な絵を強引に買わせた」として秋葉原駅前や銀座に店舗を構える企業と卸売り業者4社が東京都に行政処分された。
そもそも優良な美術館や画廊の従業員が路上で客引きするのはあり得ないことなのでそういう者を見掛けたら「悪質な企業」と判断し相手にしないのが一番。もし被害に遭っても「3000円以上の品物」など一定条件を満たせばクーリング・オフ制度が利用出来るので直ちに消費生活センターに相談して指示に従うこと。
ウィキペディアより
今はちゃんとこうやって載っているんですね。
安心です。
詐欺かどうかは美術品なので何とも言えませんが、立派に「悪徳」認定されていますね。
ギャラリーの客引きは「悪徳商法」です!
買って後悔して、まだ日が経っていない場合はクーリングオフしましょう。
詐欺?の手口:ギャラリーの客引きについてのまとめ
美術品ということで、価値の判断が難しいところを利用しての商売ですね。
わからないことをそれっぽく説明して納得させてローンを組ませる、という商法。
価値がわからなさそうな、若者がターゲットだったのではないでしょうか?
ちなみに買わされそうになった商品はこちら
ヤフオクで1万しない程度で取引されてました。
オークションなので何とも言えないですが・・・。
少し寂しい気持ちになりますね。
こんな詐欺のような商法もあるので、気をつけましょう。
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