少し時間は経ちましたが書いてみます。
ビットマスターとは?
そもそも「ビットマスター」とは何ぞや??と。
ビットマスターはそもそもは誰でも安心安全に仮想通貨を使えるようにしていこうと活動していたMLMの企業ですね。
マルチです。
本社は鹿児島にあり、元々社長は「クリストファー」さんで途中から「西」さんに変わりました。
西社長はネット上では以前から評判はあまり良くなかったですね。
ペットボトルキャップリサイクルの仕組みを考えた人だとか何とか。
しかし資金のやりくりで不透明なところが多く・・・。
ビットマスターの特定負担(会費)は?
- 2年で36万円、月会費なし
- 2年で99万円、月会費なし
- 月会費1万3000円
※(細かい数字は切ってます。)
3コースから選べる仕組みでした。
それぞれの登録に応じて1年間ロックのBTCをお渡ししますよ、という案件で登録するとBTC交換業に関する仕事ができるというものでした。
その手数料を会員でランクに応じて分配しよう!というMLMです。
何してたの?
ATMの設置
ATMを設置することにより、誰でも簡単にBTC(ビットコイン)の売買を行えるようにしようとしていました。一台150万だったかと・・・。
元々は中野ブロードウェイに置いてあったり六本木のバルの前に置いてあったのですが、2017年の改正資金決済法の影響からか夏頃に停止になりそれっきりでしたね。
REMIXがの子会社のビットポイントジャパン。
こちらが2017年にピーチ航空と提携した際に載っていたATM・・・通称BTM。
こちらはビットマスターが提携しているドイツ製のものです。
提供したとかどうとか聞いています。
決済店舗の営業
BTCで飲食代を払えたり物が買えたりするように、決済システムを導入していこうとしていました。
ビットマスターは関係ないですが、決済系で有名なのがビックカメラですね。10万円以下ならBTCで支払うことが可能でした。こちらの決済はビットフライヤー(今も??)
銀座沼津港とかもよくテレビで取り上げられてましたね。こちらの決済はコインチェック。
仮想通貨交換取引所の運営
BMEXという取引所を運営していました。
「ビットマスターエクスチェンジ」と聞いています。
実際にまだ運営してた時に周辺見に行ったことがあるんです。
なぜか住所が○ライムキャストと同じで看板を見ても「BMEX」という文字は一言も書いてなかったんですよね〜。
従業員も知る限りでは2人と。
ビットポイントのホワイトラベルで使用していただけなのでそんなに手間も掛からなかったのでしょうか?
2018年4月に行政処分をくらいましたね。
社長の古里さんも今は何をしているのか。それと中良かったS認定講師も。
申請が降りない理由は本社が鹿児島だから審査遅いとか言っていましたね。
落ちましたけど。
福利厚生サービス
福利厚生サービスの取り扱いです。
宿に安く泊まれるよ?とか
結婚したらお祝い金出すよ?とか
水道工事の手当て出すよ?とか
色々がBTCで帰ってくるサービスです。
これの前は「アクア珊瑚」なるものを合わせていたとか何とか。
水に珊瑚の粉末を入れるとキレイになるらしいよw
事件の概要
令和元年11月22日、東京地方裁判所に破産申し立てをしたとのことですね。
帝国データバンクさんのデータを引用します。
負債は、個人を中心とする債権者約2万2300人に対して約109億4439万円。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4630.html
負債約110億ですか。。。
九州・沖縄地区で負債100億円以上の倒産が発生するのは、吉田ゴルフ開発(株)(2016年8月民事再生法、負債約166億8700万円)以来3年3カ月ぶりとなる。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4630.html
ほ・・・ほぅ・・・。
ビットマスター破産に対する考察
破産の原因を自分なりに考えてみましょう。
BTCの急騰
登録した際のプレゼントBTC。
1年間は動かせないのですが、1年経てば動かせるようになるよ?というもの。
これを会社が確実に用意してなかったんでしょうね。
コールドウォレットに保管と言っていたのですがw
2017年にBTCの価格が10万円程度から200万円以上まで高騰しました。
用意していなかったのですから、いざ会員が引き出そうとすると用意するの大変ですよね。
単純計算20倍です。
この高騰は予想外だったでしょう。
ビットマスターが言っていた通りカナダの会社でBTCマイニングしていたなら或いは・・・という感じですがこちらも全然だったのでしょう。
マイニングの募集をかけた後、準備ガー、水害ガーだのグズグズやっていたので。
BMEXが使用不可になってからは、会員は自分のBTCを引き出す際少しごねないと引き出せないようになっていました。
完全に焦げ付いていたのでしょうね。
2017年の波に合わせて会員数が一気に増えました。
あの時はBTCの価格が上がっていくのがすごく楽しかったですし。
それが仇となりましたね。
収入源がない
- 仮想通貨取引所はない。
- BTM(ATM)は使えない。
- 決済店舗もない。
じゃ収入源何よ??
と言われると新規会員の登録費のみ。
その登録費は上の方の会員に吸われてどれだけ残るのか。
認定講師のトップの人も「こんなに払い出して大丈夫?」って言ってたもんね。
ランニングコストはかかるしキャンペーンと称して旅行行ったりする。
そりゃお金も無くなりますよ。
BTCが1番盛り上がった時期に決済店舗を増やす方向に動かなかったことでこの企業は完全にやる気ないなって思いました。
金融庁が厳しかったのもありますが、それにしても2015年から動いてたとは思えない鈍さだったのでこれはクロだなと。
ビットマスター破産についてのまとめ
こんな感じではないでしょうか?
こうなると鹿児島本社の火災も証拠隠滅かな?とか勘ぐっちゃいますね。
公式のお話も全て嘘に見えてしまい。。。
もはや認定講師まで全員グルなのかなとすら思ってしまいます。
定期的に会議もしていたでしょうし。
S、T、Wさん等若手も
N、K、Yさんの様な年配も
みなさんまとめて嘘ついていたのでしょうね・・・。
個人的にコンセプトとしてはおもしろかったかなって思いました。
ただ内容が・・・お粗末でしたね。
いつまでも会員集めをしてるだけの詐欺グループになっちゃってましたね。
ここまで被害者が出たものの、破産されてはどうしようもありません。
少しでも皆様の元に大切な資金が戻ることを切に願う次第です。
世の中にはMLMの会社が山のようにあります。
全てが悪とは言いませんが、ほとんどが悪です。
化粧品、健康食品、投資、旅行、自動トレードシステム販売、教育、電気、通信、共済・・・
正直声を掛けやすいのか・・・
僕のところにバカみたいに話くるんですよね 泣
甘い話ではないです。
「不労所得を作りましょう!」
と希望に満ちて言ってきます。
簡単じゃないです。
簡単じゃない上にほとんど労働収入です。
人と会って説明していろんなミーティングに参加して
下も教育して
マルチで成功する人は何しても成功するっていう言葉があるくらいです。
甘い気持ちで月100万以上!は考えてはダメです。
ビットマスターのトップの女性は毎日1日4アポしてたって言っていました。
厳しいです。
そして
これは完全に僕の個人的に思っていることなのですが
MLMで成功する人は
- 人を騙すことに何の抵抗もない悪人
- 本当に商品が良いと思って疑わない、完全に盲信ができる人
このパターンぐらいしかないんじゃないかなって思います。
前者の成功者は言葉巧みで言ってることが正しいって思ってきてしまいます。
後者の成功者はキラキラしてて感情で心動かされます。
正直、普通の社会人だと得られないような大金を得られる可能性もありますが、
人に否定され、被害者を生むという罪悪感を抱えつつ、それでも商品を売りつける方法を考え続けるor商品の良さを疑わず全力で信じ続けて行動し続けることはかなり厳しいと思います。
否定はしませんが、手を出したくないですね。
身の回りで被害を受けてる人かなり見てきましたから。
詐欺、多いので気をつけてください。
特に高額商品。
交流会に参加すると、MLMの勧誘の人たちがいっぱいいるから気をつけてね。
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