スーパー野菜売場はブラック?実体験でお答えします!

ブラック企業体験

スーパーってブラックなの?

離職率の高さから、そう考える方もいるでしょう。

実は僕はそこそこ大手のスーパーの青果部門で、正社員として働いていた経験があります。

そんな疑問にお答えします。

✅この記事でわかること
  • スーパーはブラックなのかどうなのか?
  • 青果売場の生の声
  • スーパーで働くなら・・・

一言でスーパーと言っても働き方は色々あります。

  • 役職
  • 部門
  • 店舗

⬆️の要素によって内容は大きく異なってきます。

今回は青果部門の野菜売場で働いた僕の実体験を踏まえて説明をしていきます。

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スーパー野菜売場の仕事

スーパー野菜売場の仕事

結論から言うと、スーパーの野菜売場はブラックだと思っています。

スーパーの青果部門はとにかくやることが多いです。

  • 売り場作り
  • 発注
  • POP作成
  • 事務処理
  • 売り場作り
  • 商品加工
  • 入荷商品整理
  • 売り場作り
  • 発注
  • 発注
  • 商品加工
  • 片付け

幾つか重複していますが・・・これらを基本的に同時進行で進めていきます

一つのことをしながら幾つものことをしないといけないのです。

発注に関して、発注先も幾つかあり、それぞれ締め切りの時間が違います

常に時間に追われ続ける
  • 発注量の算出
  • その間売り場に空きがないように
  • 商品ごとの値段をPOSに登録
  • 加工しないと出せない商品は加工
    胡瓜を袋に詰めたり
  • 売場の配置を状況に応じて変更
  • POPをマメな書き換え

こんなものほんの一部です。

体一つで出来ない作業量があるのです。

もうほんとに、、、頭がいっぱいになります。

かなりやることは多いんです。

何故こんなに忙しいのか?

答えを言うと

従業員がいないからです

こうなる仕組みを説明しましょう。

1.青果は薄利多売です。

⬇️

商品を出す回数が多い。
作業が多い。

2.商品が痛むのが早いです。

⬇️

ロスが出やすい。

青果部門は「作業量が多い上、ロスが出やすい」

かなり難しい部門だと思います。

僕の働いていたスーパーでも各店舗青果は全体的に赤字でした。

そして赤字になり、次に何が起こるかというと・・・

人件費削減です。

こういった理由で従業員不足になり一人当たりの負担が大きくなる。

そして忙しくなるのです。

人が減ると何が起こるか?

作業量が多いが、人が減る。

そうなると次に何が起こるでしょう?

仕事が終わらなくなるのです。

負の連鎖は止まりません

仕事が終わらないと上司に怒られます。怒られたくないです。

⬇️

残業をします。

残業時間が多いと上司に怒られます。

サービス残業の始まりです。

サービス残業

サービス残業を始めると、もう何の為に働いているのかわからなくなります

上の人間は見て見ぬ振りです。

朝7時〜夜11時まで店にいるの見て店長は何とも思わないのでしょうか?

  • 昼ごはんを食べれい日もある
  • (昼食代は天引きで引かれます)
  • 休憩も1時間はとても取れない
  • 12時間職場にいなかった日はほぼ無い

それで手取り20万無いくらいです。

月50時間以上はサービス残業

衝撃だったのは休みの日、上司が子供を連れて売り場を見にきたこと。

あれが将来の自分の姿なの??と思うと絶望でした。

土用の丑の日、クリスマスシーズンはノルマ

こんな忙しく働いている中、ノルマもありました。

  • 土用の丑の日は3万
  • クリスマス5万
  • 母の日・・・忘れました

やらないと詰められるので

ボーナスを投入。

1ヶ月毎日晩ご飯うなぎでした。
贅沢。

野菜売場、体力的には?

野菜売場、体力的には?

青果部門は、がっつり肉体労働です。

それも重労働で、腰を痛める人も少なくないです。

青果部門の倉庫作業

白菜やキャベツや玉ねぎ等の箱は重いです。

倉庫整理で、新しいものは下に置いて、古いものを出しやすい状況にします。

先入先出し」というやつですね。

セール前はめちゃくちゃな量入ってくるので、重いものを持ち上げる動作が増えかなり腰にきます。

荷物が乗っているカゴ車が動かないくらい重いこともあります。

それなので、倉庫作業でかなり腰に負荷がかかります。

青果部門の葉物の扱い

青果部門では鮮度を保つため葉物を氷水につける為、冬場は手がボロボロになります。

僕の手のシワ部分は荒れて荒れて全部パックリ切れました。

青果部門は体力的にかなりキツイ

青果部門で働いていて止まっている時間はありませんでした。

その上サービス残業にノルマ。。。

痔にもなりましたね。。。

その他にも書きませんがいろいろイベントがあり・・・。

管理系だったり研修系だったりかなり追い詰められますね。

朝7時〜夜11時まで働いて休みの日は電話掛かってきて・・・。

僕は体力的にも精神的にもボロボロでした。

スーパー野菜売場:楽しかったことは?

スーパー野菜売場:楽しかったことは?

スーパー野菜売場ですが、楽しかったこともあります。

  • 季節の変化を感じる
  • 時期による変化が面白い
  • 野菜や果物の知識が増える
  • 売場作り

季節の変化を感じる

野菜売場は季節のものを取り扱う仕事なので、
野菜、果物で季節を感じます

時期による変化が面白い

青果業者さんの持ってくる商品も、珍しいものがみれたり、
地域や時期によって全然物が違うので、そういった変化が面白いです。

野菜や果物の知識が増える

お客様に味をお伝えするために・・・味見の許可はもらえてたんです。

なので果物で珍しいものが来るとすぐ味見をしてました。
(ここで果実の状態のパッションフルーツの美味しさを知った)

廃棄寸前のものは速攻で切り分けてバイト君のおやつに。

そうやって皆、知識が増えていきました

野菜売場作り

青果売場で僕が一番楽しかったのはここ!

  • 季節に合わせて小物を使う
  • 山のように積んで目を引く
  • 目につくように前に出す

といったように、変わった売場を作るのが好きだったんです。

気合を入れて芸術品のように作り上げた売り場が、

その日のうちに売れて形を失っていくのは寂しいものがありました。

でもそれが何より嬉しい瞬間でもありました。

スーパーに入社した理由

スーパーに入社した理由

良い会社だと思ったのが理由です。

面接で交通費支給

交通費を支給してもらえたことで会社に対しての印象がよくなりました。

最終面接の場所が、本社のある県外だったんです。

もちろん1次、2次も同じ場所でした。

なので交通費が当然かかるのですが・・・

最終面接は交通費支給だったんです。

しかも1番短時間で来れる方法での金額支給です。
(電車なら新幹線、船なら高速艇)

貧乏な田舎の学生は単純ですよね。

この段階で「この会社スゴイ!!」って感じちゃいました。

採用担当も雰囲気よくニコニコしてますし。

単純ですよね。

「この会社スゴイ!!」って感じちゃいました。

スーパー入社前研修

研修が楽しかったです。

実店舗をバスで巡るとともに競合店の視察、

そして

新入社員の親交を深めるオリエンテーリング。

かなりの人数がいるので・・・
名刺もたくさん用意して・・・
まぁ楽しい!!

費用も全部会社持ちで・・・楽しい・・・。

単純な学生だった僕は再び「この会社スゴイ!!」って感じちゃいました。

スーパーの野菜売場はブラックなのか?

スーパーの野菜売場はブラックなのか?

ブラックだと思っています。

青果部門で離職率がかなり高い理由がよくわかりました。

当時の僕は、「農家の出だし、自分なら大丈夫」という謎の自身もあったので
青果部門を希望してしまったのですが・・・。

完全にミスジャッジでしたね。

正直かなり厳しいって、思いました。

好きな人は頑張ってください・・・。

僕の職場では、従業員用トイレで血を吐いて倒れた先輩も見ました。

僕の上司も血を吐いてこのままだと死ぬと思って結婚したと。

ただ正直、他の部門はそんなでもないと思います。

セール前でもうちの部門ほど帰るの遅くなる事ないですし、
他の部門の人から働きすぎと心配はされていましたので。。。

正直、志が無い場合は青果売場は避けることをオススメします。

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